リフォーム時のトラブル

2023/12/28

お悩みさん

30歳男性です。
中古物件を購入し、ネットで見つけたリフォーム会社に依頼して1階を喫茶店にリフォームしてもらいました。
すごく気さくに対応してくれてとてもスムーズに進められたのですが、実際の出来上がりがリフォーム契約の内容である図面のイメージとはかなり離れているように思えてなんだか納得いきません。この場合は図面通りに修正してもらう事とかは出来るのでしょうか。

先生

リフォームについてのご相談ですね。
対応を検討していきましょう。

修繕を依頼できるケース、できないケース

先生

図面のイメージと実際の出来上がりが違うとのことですが、どの程度違うのかが重要になります。
前提として、図面のイメージと実際の出来上がりが完全に一致するということはあり得ません。
そのため、図面のイメージと実際の出来上がりの違いが、リフォーム契約の内容を踏まえて、客観的にみて許容できる程度の違いなのかそうでないのかによって結論が変わることになります。
例えば、誰がどう見ても図面と実際の出来上がりが完全に違う仕上がりになっていたりですとか、壁紙の色が図面のイメージでは白だったのに実際の壁紙の色が茶色だったりしたような場合は、リフォーム契約の内容に適合していないと評価されるでしょうから、図面のイメージとおりに修正するように求めることができるでしょう。
ただ、図面上の壁紙の色がオレンジ色であって実際の出来上がり壁紙の色もオレンジ色であったけど、なんとなく違う気がするといったような多少の色合いの違い等については、リフォーム契約の内容に適合していないと評価することは難しい可能性が高く、図面のイメージとおりに修正するように求めることはできないことが多いと思います。

お悩みさん

そうなんですね。
ただ、今回は、図面では窓がつくはずのところに窓が付いていなかったですし、他の部分も喫茶店のイメージやコンセプトに合わないような仕上がりになっています。
リフォーム会社に修繕してもらうことは可能だと思いますがいかがでしょうか。

修繕を依頼するには

先生

修繕を請求する権利自体はある可能性が高いと思います。
だだし、どのような部分について修繕を求めるのか、しっかり図面等を検討して整理してから、リフォーム会社と交渉して、リフォーム会社を動かす必要があります。

お悩みさん

ありがとうございます。
修繕を求めることができる可能性があると聞いて少し安心しました。
段階を踏んだ上で慎重に対応しようと思います。
ありがとうございました。

先生

お力になれてよかったです。
契約内容の確認やリフォーム会社との交渉は、知識や経験が必要となります。
ご自身での対応が難しそうな場合はお気軽に弁護士にご相談ください。

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