後見人にさせたくない

2024/03/19

お悩みさん

23歳女性です。 私は一部知的障害を抱えており、母親は成年後見の対象と言ってきます。私自身、自分の財産を適切に管理できると思っており、自分で管理したいと考えています。その場合後見人にさせないことはできるのでしょうか。

先生

今回は後見人にさせたくないということですね。
細かい内容含めて確認していきましょう。

本人の判断力の認知

先生

結論から言いますと、娘さんご本人の判断能力がどのくらいかによって変わってきます。

本人が大丈夫と思っていても周りから問題があると思われてしまった場合、

ご家族から後見人の申し立てを行われるケースがあります。

お悩みさん

そうなんですね。私自身問題はないと思っているのですが…。

私の知らない間に申し立てが行われてしまった場合どうすればいいのでしょうか?

医師の判断

先生

まず、判断能力の低下の割合によって後見人の種類が変わってきます。

後見人:日用品の購入等の行為以外の全てを管理

保佐人:不動産売買などの重要手続きを管理

補助人:任意に設定した特定の行為について管理

ご家族から申し立てられた際は病院の診断書が必ず必要になりますので、娘さんご本人がどれだけ管理したいと言っても、医師の判断になってしまいます。

お悩みさん

….何か対策はあるのでしょうか?

任意後見人も視野に

先生

そうですね、もし仮に、事前にこの人なら後見人になってもいいという方がいた場合は法定後見人の申し立てを行われる前に、ご自身で任意後見人の手続きを行うのがいいでしょう。

法定後見人としてお母様に選任されてしまうとその後に任意後見人の手続きを行うことはできなくなってしまいます。どうしてもお母様に後見人になってほしくないのであれば、法定後見人の申立てをされる前にお母様以外の方と任意後見人の手続きを行うことによって阻止することはできるかと思います。

任意後見人の手続きを行う場合、公正証書による必要がありますので、一度ご相談していただければと思います。

お悩みさん

なるほど、、、

そうですね、一度ご相談したいと思います。

ありがとうございました!

先生

ご自身で判断できない事や対応できないことは抱え込まずにご相談して頂ければと思います。

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